遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

メリッサ・パーク 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)事務局長

2024年01月22日
核兵器禁止条約(TPNW)発効から3年を迎え、来日中の非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のメリッサ・パーク事務局長は、日本政府に対して「唯一の戦争被爆国という立場だからこそ、道義的な指導力を示すことができるはずだ」と述べ、まずはオブザーバーとして締約国会議に参加するよう訴えた。

核兵器禁止条約に参加していない日本政府について「核の傘によって守られるというのは幻想に過ぎず、核抑止の理論を推進することは、核拡散のリスクを増大させ、軍縮の努力を損なうことになる」と指摘した。さらに、各国の指導者に向けて「被爆者が語り継いできた物語をしっかりと心で聞き、核兵器がどういう影響を人間に与えるのかを理解してほしい」と呼びかけけた。

パーク事務局長は核兵器禁止条約の発効から3年に合わせて来日し、広島と長崎を訪問した。ICANが主導する同条約は、現在70カ国・地域が批准している。現在、核使用のリスクは冷戦終結後最も高まっていると懸念を示し「法的にも道義的にも核軍縮こそが重要な命題となっている」と指摘した。


■ メリッサ・パーク
90年シドニー、バンバリー法律事務所勤務、94年バンバリー・コミュニティ・リーガル・センター事務弁護士、99年コソボ国連平和維持活動(UNMIK)国際弁護士、02年国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)ガザ勤務、04年ニューヨーク国連本部事務次長室(管理担当)法律顧問、05年新しい国連倫理局設立、06年レバノン国連国際独立調査委員会(UNIIIC)副首席補佐官兼法律顧問、07年オーストラリア連邦議員、13年メンタルヘルス・ホームレス・社会住宅担当政務次官、国際開発大臣、13年アラン・ミッセン賞共同受賞、17年ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のアンバサダー、17年ノーベル平和賞受賞、21年西オーストラリア博物館理事会議長、22年ジェルスレム(アル・クッズ)平和賞受賞、23年核兵器廃絶国際キャンペーン事務局長。