遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

自民党総裁選立候補者討論会

2021年09月18日
9月29日の自由民主党総裁選の投開票を前に、河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4候補による日本記者クラブ主催の討論会が開催された。

河野太郎規制改革相は「ワクチン接種がかなりいい調子で進んでいる。3回目のブースターにも必要量は確保している。年内にも新たな治療薬も出てくると聞いている」と政府内でワクチン担当を担っていることもあり実績を強調した。コロナ後については「コロナ禍でデジタル技術の必要性が認識された。これまでマイナンバーに反対されていた人もそのために手間がかかり行政手続き、給付金の支払いが遅れたと痛感されたと思う」と指摘した。「コロナ後はデジタルの力を借りて、社会をより便利に付加価値のあるものにしないといけない」と訴えた。

岸田文雄前政調会長は「ウイルスをゼロにするのは難しい。鍵はワクチンと治療薬である。11月までに希望者全員の接種を徹底的に支援する。それまでは人流抑制や数十兆円規模の経済対策などを進めていく」と主張した。コロナ後については「格差是正が大事だ。子どもの貧困や孤独にコロナが追い打ちをかけた」とし、「日本型の資本主義を目指していく。成長も大事。成長させながら分配していく」と持論を展開した。

高市早苗前総務相は「治療薬を全国に幅広く普及させることとワクチンの国産化」を主張した。また、生活困窮者への財政出動を行うことにも言及した。コロナ後の社会については「国民の命、安全を守ることを重視する」としたうえで、リスクの最小化に資する危機管理投資として「防災対策や気候変動に耐え得る土木技術などへの投資」をあげた。さらにサイバーセキュリティーにも力を入れるとした。

野田聖子幹事長代行は「ワクチン接種率がだいぶ伸びてきた」としつつ「ここがターニングポイント」とし、重症者予防のため早期発見や酸素ステーションの充実などを訴えた。11歳以下でワクチンを望む人には、積極的に行っていくとした。さらにコロナ後については、子どもへの政策を重点的に行っていくとした。


■ 河野太郎
自由民主党所属の衆議院議員(8期)。行政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進担当大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、規制改革)。内閣総理大臣臨時代理就任順位第4位。防衛大臣(第20代)、外務大臣(第145・146代)、国家公安委員会委員長(第90代)、内閣府特命担当大臣(規制改革、防災、消費者及び食品安全〈第3次安倍第1次改造内閣〉)、自由民主党行政改革推進本部長、自由民主党幹事長代理、法務副大臣(第8代)、総務大臣政務官 (人事、行政管理、行政評価、恩給、統計など旧総務庁関係の業務担当[1]〈第1次小泉内閣〉)、衆議院決算行政監視委員長・外務委員長等を歴任。

■ 岸田文雄
自由民主党所属の衆議院議員(9期)、宏池会会長(第8代)、自由民主党広島県連会長。内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、規制改革、国民生活、再チャレンジ、科学技術政策)、外務大臣(第143代・第144代)、防衛大臣(第16代)、自民党国会対策委員長(第52代)、自由民主党政務調査会長(第58代)、自民党たばこ議員連盟副会長等を歴任。

■ 高市早苗
自由民主党所属の衆議院議員(8期)。総務大臣(第18代-第19代・第23代)、内閣府特命担当大臣(マイナンバー制度担当)、衆議院議院運営委員長、自民党政務調査会長(第55代)、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、科学技術政策、少子化・男女共同参画、食品安全、イノベーション担当)等を歴任。

■ 野田聖子
自由民主党所属の衆議院議員(9期)、自民党幹事長代行(第7代)。岐阜県議会議員(1期)、郵政大臣(第64代)、内閣府特命担当大臣(消費者、食品安全、科学技術政策)、総務大臣(第20・21代)、内閣府特命担当大臣(男女共同参画・マイナンバー制度)、自由民主党総務会長(第52代)、衆議院災害対策特別委員長、衆議院予算委員長、自民党党・政治制度改革実行本部長等を歴任。