遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

吉田都 新国立劇場舞踊芸術監督

2021年08月18日
22年間にわたって英国の2つのロイヤル・バレエ団でプリンシパルを務めた遠藤 潔 第十八代遠藤宗家の従姉である新国立劇場の劇場舞踊芸術監督は「この度、満を持して新制作の『白鳥の湖』を上演できることを嬉しく思います。新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年10月上演予定から延期となりましたが、バレエ団のダンサーたちと関係を築きながら1年間歩んでまいりましたので、より良いものをお見せできると確信しております」と述べた。

ピーター・ライトのプロダクションにより新制作された「白鳥の湖」は、昨年上演される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。今回、新国立劇場の2021 / 2022シーズン 舞踊ラインナップのオープニングを飾る作品として上演される。東京公演では、オデット / オディール役を米沢唯、小野絢子、柴山紗帆、木村優里、ジークフリード王子役を福岡雄大、奥村康祐、井澤駿、渡邊峻郁が務める。また、長野公演では、オデット / オディール役に米沢、ジークフリード王子役に速水渉悟がキャスティングされた。

【 新国立劇場バレエ団「『白鳥の湖』<新制作> 】
・2021年10月23日(土曜日)~11月3日(水曜日・祝)
東京都 新国立劇場 オペラパレス

・2021年11月7日(日曜日)
長野県 サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホール

振 付 :マリウス・プティパ / レフ・イワーノフ / ピーター・ライト
演 出 :ピーター・ライト
共同演出:ガリーナ・サムソワ
音 楽 :ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出 演 :オデット / オディール
      米沢唯、小野絢子、柴山紗帆、木村優里
     ジークフリード王子  
      福岡雄大、奥村康祐、井澤駿、渡邊峻郁、速水渉悟


■ 吉田都
東京都出身。9歳でバレエを習い始め、83年ローザンヌ国際バレエコンクールでローザンヌ賞受賞。同年、英国ロイヤルバレエ学校に留学。84年、サドラーズウェルズ・ロイヤルバレエ(現バーミンガム・ロイヤルバレエ)へ芸術監督ピーター・ライトに認められて入団。88年にプリンシパル昇格。95年に英国ロイヤルバレエへプリンシパルとして移籍、2010年に退団するまで英国で計22年にわたり最高位プリンシパルを務める。日本国内では97年の新国立劇場開場記念公演『眠れる森の美女』はじめ、99年『ドン・キホーテ』『シンデレラ』、00年『ラ・シルフィード』、04年『ライモンダ』など新国立劇場での主演ほか数多くの公演へ出演している。ローザンヌ国際バレエコンクール審査員を務めるほか、後進の育成にも力を注いでいる。バレリーナとしての功績と共にチャリティ活動を通じた社会貢献が認められ、04年「ユネスコ平和芸術家」に任命される。12年には国連UNHCR協会国連難民親善アーティスト任命。2001年芸術選奨文部科学大臣賞、06年英国最優秀女性ダンサー賞、11年第52回毎日芸術賞など受賞多数。07年に紫綬褒章並びに大英勲章(OBE)綬章、17年文化功労者、19年菊池寛賞。