遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

杉山晋輔 前駐米大使

2021年05月18日
前駐米大使の杉山晋輔外務省顧問は、バイデン大統領は日米同盟を重視し、菅首相が初の対面首脳会談の相手とした背景には「対中脅威感」があると指摘した。米国内では、米中関係について「民主国家対専制国家」として意識されるが「同じルールに基づく、責任あるパートナーにしようというものだ」と述べた。

その上で、日本は米国からの役割分担について「日本の国益のため、主権国家としてできないことはできない」強調すべきであるとした。また、台湾情勢について「米中の緊張関係は高まるも、経済発展途上にある中国にとって武力攻撃は考えにくく、台湾有事にはならない」との見解を示した。


■ 杉山晋輔
76年外務公務員採用上級試験合格、77年早稲田大学法学部中退、78年外務省入省、英語研修(イギリスオックスフォード大学)、92年経済局国際エネルギー課企画官、93年大臣官房(事務次官室)、95年総合外交政策局総務課企画官、95年総合外交政策局国連政策課長、98年条約局条約課長、00年在大韓民国日本国大使館公使、04年在エジプト日本国大使館公使、05年大臣官房参事官兼中東アフリカ局兼経済協力局、06年兼国際協力局、07年大臣官房審議官兼中東アフリカ局、国際協力局、08年地球規模課題審議官、11年アジア大洋州局長、13年外務審議官(政務担当)、16年外務事務次官、18年退任、18年在アメリカ合衆国駐箚特命全権大使、21年退任、外務省顧問。