遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

アントニオ・グテーレス 国連事務総長

2020年09月21日
「国際平和デー」は各地の戦闘当事者に対し、武器を置き、調和の実現に努めるよう訴えかけるための日です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行が、大きな被害を及ぼし続ける中で、この訴えの重要性はかつてなく高まっています。今年3月、私がグローバル停戦を呼びかけたのもこうした理由からです。

私たちの世界は、共通の敵と対峙しています。ウイルスという恐ろしい敵が甚大な被害をもたらし、暮らしを破壊し、国際的な緊張を助長し、一筋縄ではいかなくなっていた平和と安全の課題をさらに深刻化させています

今年の国際平和デーのテーマは「Shaping Peace Together(平和を一緒につくろう)」です。創設75周年にあたり、国連はこうした考えから、私たちの未来を形づくり、困難な時代に平和をつくり上げるためのグローバルな対話に、人々の参加を募っています。

フィジカル・ディスタンシング(身体的距離確保)が必要とされる今の時期に、私たちは実際に隣り合って会することはできないかもしれません。それでも、平和を実現するためには、一緒に立ち上がらねばなりません。

私たちは、一緒に立ち上がるからこそ、より公正で持続可能かつ公平な世界を構築することができるし、その意志を持っているのです。


■ アントニオ・グテーレス
ポルトガルの政治家。第9代国際連合事務総長。同国の首相や社会主義インターナショナル議長、国連難民高等弁務官(UNHCR)などを歴任。