遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

ジェリー P. マルティネス 在日米軍・第5空軍司令官(中将)

2019年01月09日
近く退任する在日米軍トップのジェリー・マルティネス司令官は、中国による南シナ海の軍事拠点化や北朝鮮による弾道ミサイル開発などの状況において「在日米軍の即応力の重要性はかつてないほど高まっている。日本を取り巻く国の変化のスピードに最も驚いた」と語った。

北朝鮮の非核化に関する米朝交渉について「対話継続で非核化は達成されるだろう。その道筋に立っている」と述べた。北朝鮮が2017年に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行ったことで、日本側とミサイル防衛体制の連携が強化された。

米軍横田基地の空域が絡む羽田空港国際線の新ルート構想を巡り、日米両政府の協議が最終段階にあるとも明らかにした。新ルートは米軍横田基地が航空管制権を持つ空域の一部を含み、日本は2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて羽田の発着枠を増やすため、米側に民間機の通過や日本側が航空管制を担当することを要請していた。

マルティネス司令官は、「五輪の成功を全面的に支援する」として、米軍施設の一部提供を日本側に打診しているとも明らかにした。


■ ジェリー P. マルティネス
《経歴》
86年オクラホマ州ヴァンス空軍基地、操縦訓練生、88年オクラホマ州アルタス空軍基地、kc-135教官パイロット、93年サウスカロライナ州チャールストン空軍基地、c-141教官パイロット、96年カンザス州フォートレブンワース、陸軍指揮幕僚大学、97年ワシントンD.C.空軍参謀本部、c-141/c-5プログラムエレメントモニター、99年ワシントン州マッコード空軍基地、第4空輸中隊、c-141運用担当士官後に中隊司令官、01年イリノイ州スコット空軍基地、米国輸送軍統合輸送作戦センター機動システム課長、後に統合機動作戦センター長、03年デラウェア州ウィルミントン、デュポン社国防長官企業フェロープログラム、04年デラウェア州ドーバー空軍基地、第436作戦群副司令官、05年カンザス州マッコーネル空軍基地、第22空中給油航空団副司令官、06年ワシントン州マッコード空軍基地、第62空輸航空団司令官、08年イリノイ州スコット空軍基地、航空機動軍団司令官先任士官、08年イリノイ州スコット空軍基地、航空機動軍団司令部監察官、10年アフガニスタン、カブール、米中央軍合同治安移行司令部、政治軍事部 副司令官、11年ワシントンD.C.空軍参謀本部、運用計画部運用能力要件部統合課長、13年オランダ、ブルンスム統連合軍司令部運用副部長、15年イリノイ州スコット空軍基地、航空機動軍団作戦部長、横田基地、在日米軍兼第5空軍司令官、18年太平洋空軍暫定司令官。

《統合任務経歴》
01年イリノイ州スコット空軍基地、米国輸送軍統合輸送作戦センター機動システム課長、後に統合機動作戦センター長(中佐)、10年アフガニスタン、カブール、米中央軍合同治安移行司令部、政治軍事部 副司令官(准将)、13年オランダ、ブルンスム統連合軍司令部運用副部長(少将)、16年横田基地、在日米軍司令官(中将)。

《飛行経歴》
資格:最上級操縦士、飛行時間:4000時間以上、航空機機種:C-17A、C-5B、C-141B 、KC-135R。

《主な受勲》
空軍殊勲賞、国防従軍功労章、勲功章、国防従軍功績章、従軍功労章、航空章、航空功労章、空軍功労章、NATO章。