遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

自民党総裁選立候補者討論会

2018年09月14日
20日投開票の自民党総裁選に立候補した安倍晋三首相(党総裁)と石破茂元幹事長は、日本記者クラブで公開討論会に臨んだ。

安倍晋三首相はこれまでの政権経済政策の成果を挙げ、「地方税収は過去最高の40兆円を超え、地方で有効求人倍率が上がり、若い就農者が増えている」と強調した。これに対し、石破茂元幹事長は地方の中小企業で後継者不足が起きていると指摘した。都市部と地方では「経済のメカニズムが違う」として「農業、漁業、林業、それぞれがどういう形で付加価値を上げていくかを具体的に示さなければならない」と訴えた。

憲法改正を巡り、首相は「戦後70年、一度も行えなかった改憲に挑戦する」と述べ、9条1項、2項を維持しつつ「自衛隊」を明記する案の実現に改めて意欲を示した。石破氏は自身の主張する9条2項削除論を念頭に、「今の憲法解釈が、自衛隊は必要最小限度だから戦力ではないというのは国民の理解を妨げる」と語った。

森友学園・加計学園などを巡る公文書問題では、石破氏が「政府からきちんと情報を提供しておらず、改善の余地がある」と批判した。首相は「文書改ざんと行政を巡る問題が国民の不信を招いたのは私の責任だ。改めてお詫びを申し上げる」と陳謝した。今後は、独立公文書管理監による文書管理を徹底すると述べた。


■ 安倍晋三
自由民主党所属の衆議院議員(9期)、第90代・第96代・第97代・第98代内閣総理大臣、第21代・第25代自由民主党総裁。

■ 石破茂
自由民主党所属の衆議院議員(11期)、水月会会長。 防衛庁長官(第68代・第69代)、防衛大臣(第4代)、農林水産大臣(第49代)、自由民主党政務調査会長(第52代)、自由民主党幹事長(第46代)、内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域)、内閣府特命担当大臣(地方創生)、さわらび会会長、無派閥連絡会顧問、自民党たばこ議員連盟副会長等を歴任。