2015年に経営破綻、上場廃止となった航空会社「スカイマーク」の市江正彦社長は、2020年前半に株式を再上場させる考えを明らかにした。

一方、「羽田空港の発着枠を継続的に使うことを前提にすれば、ＡＮＡホールディングスの株式のシェアはこれ以上増やせない」と指摘した。再上場後の株主について市江社長は、海外の企業や航空会社以外の企業からの出資を受け入れる可能性もありうるとの認識を示した。

スカイマークは大型機への過剰投資により経営破綻し、民間の投資ファンドや全日空を傘下にもつＡＮＡホールディングスから出資を受け経営再建を図っている。旧社名の「スカイマークエアラインズ株式会社」から、略称として定着していた「スカイマーク」に社名を変更した。


■　市江正彦
82年日本開発銀行（現・日本政策投資銀行）入行、12年常務執行役員、13年取締役、15年スカイマーク社長に就任。