■ 松田晋哉
85年産業医科大学医学部卒業(医学士)、医師免許取得、産業医科大学医学部助手(公衆衛生学教室)、92年フランス国立公衆衛生大学校 Ecole Nationale de la Sante Pablique 卒業 、フランス公衆衛生監督医資格(Diplome de la Sante)、93年京都大学博士(医学) 、産業医科大学 医学部 講師(公衆衛生学教室) 、97年産業医科大学 医学部 助教授(公衆衛生学教室)、99年産業医科大学 医学部 教授(公衆衛生学教室)、 02年イギリス王室医学会 公衆衛生医学会 フェロー。
これまで医療機関は手術や救急などに対応するベッド(病床)を多く揃え、「治す医療」に軸足を置いてきた。
団塊の世代が全員75歳以上になる2025年には、地方を中心に人口減に伴って患者は減り、高齢者の割合が高まる。リハビリや在宅医療・介護との連携など、「治し支える医療」への転換が求められている。
松田教授は、治す医療の継続を望む病院は多いが、「患者のニーズに合わなければ、つぶれる。住民が困る」と強調した。政府の有識者調査会は2年前、25年に全国で必要な病床数は、現状の135万床より少ない115万~119万床という推計を出した。
高齢者が安心して自宅や介護施設で過ごすには、肺炎や心不全が重症化した際に対応できる病院が欠かせない。医師が1人だけの診療所が多い中、地域の患者を24時間体制で支えるには医療機関同士が協力する仕組みも必要になる。
松田教授は、住民が気軽に訪れる高齢者施設のレストラン、高齢者が子どもの宿題を手伝うカフェなど、会話が自然と生まれる健康のための町づくりの視点が必要であるとした。そのためにも、「自分事として考えるべき」であると語った。
■ 松田晋哉
85年産業医科大学医学部卒業(医学士)、医師免許取得、産業医科大学医学部助手(公衆衛生学教室)、92年フランス国立公衆衛生大学校 Ecole Nationale de la Sante Pablique 卒業 、フランス公衆衛生監督医資格(Diplome de la Sante)、93年京都大学博士(医学) 、産業医科大学 医学部 講師(公衆衛生学教室) 、97年産業医科大学 医学部 助教授(公衆衛生学教室)、99年産業医科大学 医学部 教授(公衆衛生学教室)、 02年イギリス王室医学会 公衆衛生医学会 フェロー。