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遠藤 潔
遠藤潔の活動報告
コリン・ロバートソン 次期駐日英国大使
2026年11月04日
英国のコリン・ロバートソン次期駐日英国大使(信任状捧呈式前)は、1990年代後半に二等書記官として日本に赴任していた自身の経験を引き合いに出し、現在の日英関係を「当時とは見違えるほど、前例のない緊密なパートナーシップへと進化を遂げた」と評価した。厳しさを増す国際情勢や安全保障環境の中で、日本を「最も信頼できる主要な同盟国の一つ」と位置付け、防衛協力や最先端の科学技術分野における連携をさらに加速させる方針を強調した。
ロバートソン次期大使が最も強調したのは、防衛安保や経済、科学技術が複雑に絡み合う領域における「未来の産業(Future Industries)」での日英連携を挙げ、日英伊の3カ国で進める次期戦闘機(GCAP)の共同開発について「グローバルな安全保障への貢献だけでなく、防衛産業や先端技術の基盤を維持・発展させる極めて重要な国家プロジェクトだ」と言及。次期戦闘機開発を軸とした防衛協力の重要性を改めて示した。
さらに、連携の裾野は従来の安全保障にとどまらず、最先端技術全般に及んでいると指摘。具体的には、人工知能(AI)の安全性確保に向けた国際的なルール作り、量子技術、宇宙、そして次世代のクリーンエネルギーとして期待される「核融合(フュージョンエネルギー)」の分野を列挙した。「日本が持つ高い技術力と、英国のイノベーションや研究基盤を融合させることで、世界の直面する課題を解決に導くことができる」と、技術同盟としての側面に強い期待感をにじませた。
緊迫化するウクライナ情勢や、アジア太平洋地域を含むグローバルな地政学リスクを巡り、ロバートソン氏は「法の支配」に基づく国際秩序を維持する重要性を唱えた。G7(主要7カ国)の枠組みにおける日英の緊密な意思疎通を歓迎し、自由で開かれた国際秩序の防衛に向けて両国が主導的な役割を果たし続けるべきだとの見解を示した。
前任のジュリア・ロングボトム氏に続き、2代続けての女性駐日英国大使となるロバートソン次期大使は、英国外務・国際開発省(FCDO)で最高執行責任者(COO)を務めた経歴を持つ。組織の多様性(ダイバーシティ&インクルージョン)推進に尽力してきた経験から、経済や社会、リーダーシップの場におけるジェンダー平等の実現についても、日本と対話を重ねていきたいと語った。
約26年ぶりに日本での勤務に就いたロバートソン次期大使は「日英関係の最盛期とも言えるこの時期に大使を務められるのは光栄。両国の共通の未来に向け、新たな1ページを刻みたい」と結び、着任への強い意気込みを示した。
■ コリン・ロバートソン
94年ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジ(近代・中世言語学)卒業、英国外務省(当時)入省、96年駐日大使館赴任、97年駐日英国大使館二等書記官(地球規模課題担当)、02年ブリュッセルの英国欧州連合(EU)政府代表部欧州機関部長、08年外務省本省対テロリズム局共同責任者、11年駐カナダ英国高等弁務官事務所(オタワ)副代表、14年資産・安全保障局長、18年駐メキシコ英国大使、22年アフリカ・中南米・カリブ海総局長、23年外務・国際開発省(FCDO)最高執行責任者(COO)兼財務・コーポレート総局長、26年駐日英国大使。
ロバートソン次期大使が最も強調したのは、防衛安保や経済、科学技術が複雑に絡み合う領域における「未来の産業(Future Industries)」での日英連携を挙げ、日英伊の3カ国で進める次期戦闘機(GCAP)の共同開発について「グローバルな安全保障への貢献だけでなく、防衛産業や先端技術の基盤を維持・発展させる極めて重要な国家プロジェクトだ」と言及。次期戦闘機開発を軸とした防衛協力の重要性を改めて示した。
さらに、連携の裾野は従来の安全保障にとどまらず、最先端技術全般に及んでいると指摘。具体的には、人工知能(AI)の安全性確保に向けた国際的なルール作り、量子技術、宇宙、そして次世代のクリーンエネルギーとして期待される「核融合(フュージョンエネルギー)」の分野を列挙した。「日本が持つ高い技術力と、英国のイノベーションや研究基盤を融合させることで、世界の直面する課題を解決に導くことができる」と、技術同盟としての側面に強い期待感をにじませた。
緊迫化するウクライナ情勢や、アジア太平洋地域を含むグローバルな地政学リスクを巡り、ロバートソン氏は「法の支配」に基づく国際秩序を維持する重要性を唱えた。G7(主要7カ国)の枠組みにおける日英の緊密な意思疎通を歓迎し、自由で開かれた国際秩序の防衛に向けて両国が主導的な役割を果たし続けるべきだとの見解を示した。
前任のジュリア・ロングボトム氏に続き、2代続けての女性駐日英国大使となるロバートソン次期大使は、英国外務・国際開発省(FCDO)で最高執行責任者(COO)を務めた経歴を持つ。組織の多様性(ダイバーシティ&インクルージョン)推進に尽力してきた経験から、経済や社会、リーダーシップの場におけるジェンダー平等の実現についても、日本と対話を重ねていきたいと語った。
約26年ぶりに日本での勤務に就いたロバートソン次期大使は「日英関係の最盛期とも言えるこの時期に大使を務められるのは光栄。両国の共通の未来に向け、新たな1ページを刻みたい」と結び、着任への強い意気込みを示した。
■ コリン・ロバートソン
94年ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジ(近代・中世言語学)卒業、英国外務省(当時)入省、96年駐日大使館赴任、97年駐日英国大使館二等書記官(地球規模課題担当)、02年ブリュッセルの英国欧州連合(EU)政府代表部欧州機関部長、08年外務省本省対テロリズム局共同責任者、11年駐カナダ英国高等弁務官事務所(オタワ)副代表、14年資産・安全保障局長、18年駐メキシコ英国大使、22年アフリカ・中南米・カリブ海総局長、23年外務・国際開発省(FCDO)最高執行責任者(COO)兼財務・コーポレート総局長、26年駐日英国大使。