遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

ギラッド・コーヘン 駐日イスラエル大使

2026年07月21日
2026年8月に任期満了を迎えるイスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使は、中東情勢の緊迫化を巡り「対話路線の限界と力による平和が重要である」と述べ、イランの脅威に対抗する姿勢を明確にした。

コーヘン駐日大使は、過去の和平交渉の歴史や北朝鮮の核武装化の事例を引き合いに出し「対話だけでは、平和を守れない局面がある」と強調。「平和追求には、時には武力を行使する必要もある」と言明し、軍事的な抑止力の不可欠性を訴えた。

また、2023年10月のテロを契機とするハマスとの戦闘について、人質解放への日本政府の取り組みに深い謝意を表明した。その上で、事態の根本解決にはハマスの解体に向け、国際社会が一致して圧力を掛け続けることが必要不可欠だと主張した。

コーヘン駐日大使は約5年間の任期を振り返り、日本を「真の友人」と評価し、今後の両国関係の発展に向けては実務的な「注文」も付けた。具体的には、①日本外務省によるイスラエルへの海外安全情報の危険レベル引き下げ、②ビジネス・観光の往来を活性化させる直行便の増便、③イスラエルが強みを持つAI(人工知能)やサイバーセキュリティなどの先端技術と、日本の製造業のさらなる連携強化、の3点を求めた。


■ ギラッド・コーヘン
85年イスラエル国防軍(IDF)、88年マゲン・ダヴィッド・アドム公社教官、94年イスラエル外務省入省、96年在ブラジル大使館、在トルコ大使館政務書記官・参事官、04年在ニューヨーク国際連合イスラエル政府代表部政務参事官、05年公務員優秀賞受賞、08年外務省調整局調整部部長、11年外務省調整局長・次官室室長、調整外交担当次官補、17年外務省アジア太平洋担当次官補、21年第15代駐日イスラエル特命全権大使。