■ 山中伸弥
87年神戸大学医学部卒業、87年国立大阪病院臨床研修医、93年大阪市立大学大学院医学研究科修了、93年Postdoctoral Fellow, Gladstone Institutes,、University of California, San Francisco、96年大阪市立大学医学部薬理学教室助手、99年奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター助教授、03年奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター教授、04年京都大学再生医科学研究所再生誘導研究分野教授、07年Senior Investigator, Gladstone Institutes、07年京都大学物質-細胞統合システム拠点教授、08年京都大学物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センターセンター長、10年京都大学iPS細胞研究所所長、20年公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団理事長、22年京都大学iPS細胞研究所名誉所長。受賞歴:08年Shaw Prize in Life Science and Medicine 2008、Robert Koch Award 2008、09年ガードナー国際賞、09年アルバート・ラスカー基礎医学研究賞、10年京都賞先端技術部門、10年恩賜賞・日本学士院賞受賞、11年ウルフ賞医学部門、12年文化勲章、ノーベル生理学・医学賞、13年Breakthrough Prize in Life Sciences。
山中教授は、厚生労働省が2026年3月に重症心不全およびパーキンソン病を対象とした2種類のiPS細胞由来の再生医療等製品を条件・期限付きで承認し、世界初の実用化に至ったことについて「ここまでこられたのは素晴らしいこと」と研究者や関係者の尽力を称えつつも「ようやく中間地点。ここからが本当の勝負であり、後半になるほど大変になる」と述べた。
現在、国内では15を超える臨床研究や治験が進行しており、医療現場への普及に向けた取り組みが加速している。しかし、山中教授は「細胞をただ作る段階から、実用的な治療として広く普及させる段階への移行」こそが、最も困難なハードルであると指摘した。
iPS細胞をはじめとする最先端バイオテクノロジーの分野では、米国や中国による巨額の投資と研究開発が急速に進んでおり、国際的な競争が熾烈さを増している。山中教授は、この激しいグローバル競争を勝ち抜き、日本の革新的な技術を世界中の患者に届けるためには「京都大学iPS細胞研究所(CiRA)を中核とする『オールジャパン体制』を今後も維持できるかどうかが最大のポイントになる」と強調した。国内の大学、研究機関、製薬企業、そして行政が一体となり、一貫した支援と連携を継続することの必要性を強く訴えた。
今後の具体的な展望として、以下の2点を掲げた。
1点目は製造コストの削減と安定供給:誰もが受けられる「一般的な治療」にするため、iPS細胞の品質と uniformity(均一性)を向上させ、製造コストを劇的に下げる取り組みをiPS財団主導でさらに進める。
2点目は創薬・医療応用の拡大:再生医療(細胞移植)のみならず、患者由来のiPS細胞を用いた病気の原因解明や効率的な創薬スクリーニングを加速させる。
■ 山中伸弥
87年神戸大学医学部卒業、87年国立大阪病院臨床研修医、93年大阪市立大学大学院医学研究科修了、93年Postdoctoral Fellow, Gladstone Institutes,、University of California, San Francisco、96年大阪市立大学医学部薬理学教室助手、99年奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター助教授、03年奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター教授、04年京都大学再生医科学研究所再生誘導研究分野教授、07年Senior Investigator, Gladstone Institutes、07年京都大学物質-細胞統合システム拠点教授、08年京都大学物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センターセンター長、10年京都大学iPS細胞研究所所長、20年公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団理事長、22年京都大学iPS細胞研究所名誉所長。受賞歴:08年Shaw Prize in Life Science and Medicine 2008、Robert Koch Award 2008、09年ガードナー国際賞、09年アルバート・ラスカー基礎医学研究賞、10年京都賞先端技術部門、10年恩賜賞・日本学士院賞受賞、11年ウルフ賞医学部門、12年文化勲章、ノーベル生理学・医学賞、13年Breakthrough Prize in Life Sciences。