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遠藤 潔
遠藤潔の活動報告
フセイン・アル・シャハリスタニ パグウォッシュ会議会長
2025年11月07日
核兵器廃絶を目指す科学者たちの国際組織「パグウォッシュ会議」のフセイン・アルシャハリスタニ会長は、広島市内で1~5日に開催された第63回世界大会について「再び核兵器が使われるリスクに直面している中、二度と繰り返してはならないとのメッセージを世界に発信した」と振り返った。
全ての核保有国に対話を拡大するよう求めた「広島宣言」は、いかなる状況下でも「核兵器は二度と使用されてはならない」とし、核戦争は国だけでなく人類の未来を破壊するとした。科学者に政治指導者を導く責任を求め、最新技術がもたらすリスクへの行動を促した。
核保有国を含む39カ国・地域から、約190人の科学者や政府関係者が参加した。理念の一つに「対立を超えた対話」を掲げ、イスラエルとパレスチナの元閣僚が和平プロセスを語る場を設けたほか、ロシアやウクライナなど紛争当事国の関係者も招いた。また、被爆者と科学者の対話や、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)などノーベル平和賞を受賞した4団体の公開討論も開いた。
フセイン・シャハリスタニ会長は、世界で核兵器を使うリスクが冷戦以降、最も深刻な状態となっていると指摘した。米国が実験を再開すれば「核実験をする国によって、新たな実験をしようという動機付けが他国に生まれる可能性もある。参加者は大会で学んだ教訓を母国に持ち帰って伝えてもらいたい」と語った。核開発を進めるロシアや中国などを念頭に「実験再開に乗じて大きな利益を得るのは、米国以外の国々だ」と述べた。
■ フセイン・アル・シャハリスタニ
65年インペリアルカレッジロンドン化学工学の学士号取得、67年トロント大学で修士号取得、70年化学工学博士号取得、73年モスル大学講師、74年バグダッド大学助教授、75年バグダッド大学放射性同位元素生産部門部長、77年原子核化学部長、79年政治犯アブグレイブ刑務所収容、91年湾岸戦争犠牲者組織責任者、98年英国ロンドン国際技術研究センター顧問、02年イギリスサリー大学客員教授、03年イラク政治犯同盟委員長、イラク国立科学アカデミー所長、98年イラク難民救済委員会委員長、04年バグダッド大学教授、06年イラク石油大臣、10年副首相、14年外務大臣代理等を歴任。12年ルーズベルト・フリーダム・フロム・フィアー・アワード受賞。
全ての核保有国に対話を拡大するよう求めた「広島宣言」は、いかなる状況下でも「核兵器は二度と使用されてはならない」とし、核戦争は国だけでなく人類の未来を破壊するとした。科学者に政治指導者を導く責任を求め、最新技術がもたらすリスクへの行動を促した。
核保有国を含む39カ国・地域から、約190人の科学者や政府関係者が参加した。理念の一つに「対立を超えた対話」を掲げ、イスラエルとパレスチナの元閣僚が和平プロセスを語る場を設けたほか、ロシアやウクライナなど紛争当事国の関係者も招いた。また、被爆者と科学者の対話や、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)などノーベル平和賞を受賞した4団体の公開討論も開いた。
フセイン・シャハリスタニ会長は、世界で核兵器を使うリスクが冷戦以降、最も深刻な状態となっていると指摘した。米国が実験を再開すれば「核実験をする国によって、新たな実験をしようという動機付けが他国に生まれる可能性もある。参加者は大会で学んだ教訓を母国に持ち帰って伝えてもらいたい」と語った。核開発を進めるロシアや中国などを念頭に「実験再開に乗じて大きな利益を得るのは、米国以外の国々だ」と述べた。
■ フセイン・アル・シャハリスタニ
65年インペリアルカレッジロンドン化学工学の学士号取得、67年トロント大学で修士号取得、70年化学工学博士号取得、73年モスル大学講師、74年バグダッド大学助教授、75年バグダッド大学放射性同位元素生産部門部長、77年原子核化学部長、79年政治犯アブグレイブ刑務所収容、91年湾岸戦争犠牲者組織責任者、98年英国ロンドン国際技術研究センター顧問、02年イギリスサリー大学客員教授、03年イラク政治犯同盟委員長、イラク国立科学アカデミー所長、98年イラク難民救済委員会委員長、04年バグダッド大学教授、06年イラク石油大臣、10年副首相、14年外務大臣代理等を歴任。12年ルーズベルト・フリーダム・フロム・フィアー・アワード受賞。