ニュースリリース|2009年

寺島 実郎 日本総合研究所会長

2009.07.23
世界は今、「第二次世界大戦後のブレトンウッズ秩序」と「冷戦崩壊後の秩序」という2つの構造について、大きなパラダイム転換を迎えているとし、「グリーンニューディール」と呼ばれる米国の政策についても、こうした大きな枠組みの中で捉えていかなければならないと述べた。

単なる環境・エネルギー政策ではなく、経済・社会の大きな構造を転換するようなインパクトがあるのではないかと強調。

太陽光や風力、バイオマスといった新エネルギーの加速は、大規模集中の発電体系が小規模分散型電源へ変わっていく象徴であり、100年以上にわたって内燃機関で走らせてきたガソリン車は電気自動車の方向へと大きく流れが変わっていくと示した。これは、大量生産・大量消費をリードしてきた米国の経済・社会のイノベーションとも言えると語った。


●寺島実郎
多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長、財団法人日本総合研究所会長を兼任。社団法人日本プロジェクト産業協議会・JAPIC日本創生委員会委員長。内閣官房 地球温暖化問題に関する懇談会委員。経済産業省 地球温暖化対応のための経済的手法研究会。環境省 日本カーボン・オフセット・フォーラム(J-COF)アドバイザー。国土交通省 社会資本整備審議会専門委員。新潟市拠点化戦略アドバイザー委員。NPOネットジャーナリスト協会理事。国土交通省10年代に向けての物流戦略委員会委員。

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