ニュースリリース|2009年

小林 陽太郎 富士ゼロックス株式会社 元会長

2009.07.23
世界は、米国一極によるグローバリゼーションの体制が徐々に変わりつつあり、相対的にアジア、特に中国の存在感が高まってきており、日本も東アジアの一国として、世界経済の中で果たすべき役割が強まってくるのは当然のことと述べた。

「中国は日本と価値観が違う」などと言われるが、実は中国が目指す国のあり方は「平和の大国」「文明の大国」「近隣から慕われる大国」。

それは「自由な繁栄」であり、実現へ向けた戦略や方法に違いはあったとしても、日米が目指す方向とほぼ同じだと示した。

中国への脅威や不安があるのはある程度仕方のないこととし、日本は中長期的かつ世界的な視点に立って、戦略や方法の違いを克服しながら、中国とうまく付き合っていく必要があると語った。



●小林陽太郎
富士ゼロックス相談役最高顧問、及び経済同友会終身幹事(元代表幹事)、ソニー取締役会議長、国際大学理事長。父は兵庫県出身の実業家で、元富士写真フイルム社長の小林節太郎。58年富士写真フイルム(現・富士フイルムホールディングス)入社、63年富士ゼロックス、68年取締役、78年社長、92年会長、06年現職。00年西安交通大学名誉博士号授与。

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