ジョイ・ヌゴジ・エゼイロ 人身取引に関する国連特別報告者
2009.07.17
ジョイ・ヌゴジ・エゼイロ(Ms. Joy Ngozi Ezeilo)人身取引に関する国連特別報告者が7月12日から18日まで来日し、我が国における人身取引の取組み状況に関する情報収集を行う。
エゼイロ報告者は、滞在中、西村康捻外務大臣政務官を表敬する他、我が国国内の人身取引対策関係省庁関係者、NGO、国際機関等と意見交換を行い、被害者保護施設等の視察を行う。
■特別報告者の調査権限
・子供の人身取引
・強制労働その他の搾取を目的とした男性の人身取引
・強制結婚や強制売春、性的絞取、強制労働を目的とした女性と女子の人身取引
・臓器や身体の一部、細胞組織を目的とした人身取引
・その他、儀礼目的での人身取引や受刑者の人身取引等も、散発的に見られる。
■人身取引担当国連特別報告者
平成16年4月国連人権委員会の決定により設立されたポストであり、人身取引問題について各国を訪問し、その国における人身取引問題の現状を視察し、結果を取り纏めて、人権理事会に報告することが期待されている。現在のエゼイロ特別報告者は平成20年6月の第8回人権理事会において採択された「女性と児童の人身取引特別報告者マンデート延長決議」に基づき3年間の任期が与えられている。
●ジョイ・ヌゴジ・エゼイロ
ナイジェリア出身。08年国連特別報告者就任。人権専門の弁護士。ナイジェリア大学教授。エヌグ州女性問題・社会開発省名誉顧問委員、国際政治改革会議代表等の政府要職も歴任。各種国際機関顧問を務めた経験の他、女性の権利に関するNGO活動に携わり、人権や女性の権利、シャリア法等の著作がある。
*ニュースリリースの記事内容は発表日現在の情報です。
予告なしに変更され、ご覧になった日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承下さい。
ページの上部へ