ニュースリリース|2009年

鳩山由紀夫 民主党代表

2009.07.10
民主党の鳩山由紀夫代表は、次期衆院選後に民主党政権が実現した場合、官民のスタッフによる首相直属の「国家戦略局」(仮称)を新設する構想を明らかにした。外交政策を含めた国家ビジョンや、予算編成の骨格策定を担わせる方針。新組織の発足に伴い、経済財政諮問会議は廃止する。

衆院解散から政権交代までの移行期間の危機管理については、「大きな災害など危機管理が必要な事態が起きるかもしれない」と述べ、衆院解散後に与野党連絡協議会の設置を自民党に呼びかける考えを示した。

このほか、政権構想として、(1)官僚丸投げから政治主導へ(2)政府・与党を使い分けず、政策決定を内閣に一元化(3)縦割り行政から官邸主導へ−の3原則を表明。閣議の議論を活発化させ、大臣、副大臣、政務官による各省庁の意思決定機能を強化する方針を打ち出した。

また、年金記録問題の解決について「2年間でやり遂げる」と強調するとともに、介護従事者の報酬月額4万円増も明言した。税金の無駄遣い削減は「2、3年の努力で9・9兆円を超える」と述べた。


●鳩山 由紀夫
衆議院議員(7期)。民主党代表(第2代・第7代)。内閣官房副長官、(旧)民主党代表を歴任。鳩山一郎元首相は父方、ブリヂストン創業者の石橋正二郎は母方の祖父。前総務大臣の鳩山邦夫は弟。

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