ニュースリリース|2009年

リプスキー IMF筆頭副専務理事

2009.05.18
IMF(国際通貨基金)のリプスキー筆頭副専務理事は、景気後退はまだ続いているとしたうえで、「来年も追加の経済刺激策が必要となり、資本増強が必要になる銀行も出るだろう」との見通しを示した。

リプスキー副理事は各国の経済対策を「在庫調整や輸出、生産の安定化が進んでいる」と評価しながらも、「まだ不安定な材料が残っている」と話し、本格的な景気回復は「世界経済の好転がどのくらいのスピードで続くかによる」と話した。

また、新型インフルエンザの日本経済に対する影響では「メキシコでGDP(国内総生産)が0.5%収縮するといわれている」とのデータを紹介。「大きな影響が出ることは十分考えられる」と懸念を示した。

IMFは5月初めに発表した「アジア太平洋地域経済見通し」の中で、アジア各国について、2010年に回復に向かうものの、「勢いを欠いたものになる可能性が大きい」としていた。

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