
遠藤 潔別邸は、巨匠ル・コルビジェのデザインで統一されている。
巨匠ル・コルビジェは、画家から出発し、建築家として活動をはじめた後も画家としての制作活動を続けていた。
歴史上の功績は、鉄筋コンクリートを利用し、装飾のない平滑な壁面処理、伝統から切り離された合理性をモットーとしたモダニズム建築の提唱者ということになる。ル・コルビュジエの思想は世界中に浸透したが、1920年代の近代主義建築の成立過程において建設技術の進歩にも支えられて、とくに造形上に果たした功績が大きい。造形手法はモダニズムの一つの規範ともなり、世界に広がって1960年代に一つのピークを極めた。
ル・コルビュジエの建築模型や図面、家具は、20点以上がニューヨーク近代美術館に収蔵されている。コルビュジエの代表作であるLC2 Grand Confort(大いなる快適)は、デザイン家具の歴史 上、最も大きな功績を残した作品である。 1997年4月から発行されている、現行の第8次紙幣の10スイス・フランにはル・コルビュジエの肖像と作品が描かれている。
フランク・ロイド・ライト および ミース・ファン・デル・ローエ と共に「近代建築の三大巨匠」として位置づけられる。
●ル・コルビジェ
1887年10月6日 - 1965年8月27日。スイスで生まれ、フランスで主に活躍した建築家。
本名シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリ(Charles-Edouard Jeanneret-Gris)。