
遠藤 潔 第十八代遠藤宗家が1971年7月17日に誕生した 恩賜財団母子愛育会附属愛育病院は、1934年3月13日 昭和天皇より皇太子殿下(現天皇陛下)御誕生を祝しての御下賜金をもとに、当時ほとんど顧みられなかった母子の保健と福祉の事業のために創立された恩賜財団母子愛育会が出発点である。
所在地は東京都港区南麻布。有栖川宮記念公園の北側に位置している。
その後、母子愛育会の活動の一環として、1938年12月13日に医療施設として愛育病院が開設され三笠宮妃百合子妃殿下が総裁を務められた。高円宮妃久子殿下は、3人のお子さまを同院で出産されているなど皇室とはゆかりも深い。
天皇家は宮内庁病院で出産されるのが通例であり、民間病院で出産されるのは文仁親王妃紀子妃殿下が初めとなる。
同会の総合母子保健センター所長で日本産婦人科医会会長、坂元正一医師は元宮内庁御用掛で、眞子さまご出産の主治医を務めた。文仁親王妃紀子妃殿下を執刀された中林正雄院長も坂元医師の東京女子医大時代のまな弟子で、佳子さまのご出産でも助手を務められた。
●遠藤潔
第十八代当主遠藤宗家。