ニュースリリース|2015年

遠藤武 第十六代当主遠藤宗家

2015.08.01
遠藤 潔 第十八代遠藤宗家の祖父である遠藤武 第十六代当主遠藤宗家は、甲賀組開基家として天正七年(1579年)に建立した青山高徳寺檀家総代を務めた。

甲賀組が信仰の対象としていた浄土宗の寺院もともに近江国の甲賀郡から江戸に移転する際、代々開基家として信仰を守ってきた。

嘉永二年(1849年)十一月、『徳川幕府寺社奉行』に録上したもののなかに、【浄土宗 京都知恩院未寂光山唯心院 高徳寺】とあり、甲賀組が幕府から給った年貢地が原宿村にあり、今では寺の年貢地になっていると記述されている。

晩年、「生き物友の会」を通じて牧野富太郎 植物博士と親交があった遠藤宗家 第十六代当主 遠藤武は、練馬区随一の盆栽を中心とした庭園(東京都練馬区東大泉にて現存)を育てた。

牧野富太郎 植物博士は、「日本の植物学の父」といわれ、多数の新種を発見し命名も行った近代植物分類学の権威である。その研究成果は50万点もの標本や観察記録、そして『牧野日本植物図鑑』に代表される多数の著作として残っている。小学校中退でありながら理学博士の学位も得て、5月22日の誕生の日は「植物学の日」に制定された。


●遠藤武
第十六代当主遠藤宗家。陸軍省陸軍軍人、東京都都庁公務員、青山高徳寺檀家総代。

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