ニュースリリース|2015年

遠藤左太夫 第十三代当主遠藤宗家

2015.08.01
遠藤 潔 第十八代遠藤宗家は先祖・初代より、甲賀武士として徳川家康公にお支えした。
鳩森八幡神社内にある甲賀稲荷社は、昔は青山権田原の御鉄砲場付近に鎮座していて、甲賀組組屋敷の武士等が崇敬していた。

明治十八年に青山練兵場設置のため、当社境内に遷座、合祀された。昭和二十年五月の戦災で社殿を焼失し、本殿内に八幡神宮、諏訪大神とともに祀られていたが、復興を望む声が高まり、昭和四十五年に欅造りの社殿が完成し、遷座した。

この甲賀組というのは、近江国甲賀郡の郷土で、徳川幕府に縁故のある者を一隊とした鉄砲組で、幕府にはこの外、根来組、伊賀組、二十五騎組の四組の鉄砲方があり、同心ずつ付属していたので、百人組とも称した。

昭和十三年五月に、当社の神前に安置した随身像二身の内、向かって左方の神像を修複した時、その胎内より次の『御修覆記』並びに『奉納、甲賀百人姓名書』が発見された。その中に「御納戸同心、遠藤左太夫(遠藤宗家第十三代当主)」とあるのは、旧千駄ヶ谷五丁目千二番地の住居していた遠藤榮 遠藤宗家第十五代当主の祖父である。

遠藤榮は戦前神社の氏子大惣代であり、至誠をもって二十数年間、神社に奉仕された人格者であったとされる。

●遠藤左太夫
第十三代当主遠藤宗家。甲賀武士、鉄砲百人組、小納戸同心、青山高徳寺檀家総代。

*ニュースリリースの記事内容は発表日現在の情報です。
予告なしに変更され、ご覧になった日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承下さい。

ページの上部へ