ニュースリリース|2015年

青山百人町星燈籠

2015.08.02
遠藤 潔 第十八遠藤宗家の先祖は甲賀武士であった。徳川家康公が江戸城に入府してから近江国甲賀郡から青山百人町甲賀屋敷(後に千駄ヶ谷甲賀屋敷へ移転)に居住した。

青山百人町は、現在の善光寺周辺に位置する旧町名である。(現在の表参道駅周辺)地名の由来になったのは、江戸城の本丸と大手三門を警備していた甲賀百人武士である与力、同心が、一帯を組屋敷としていたからである。

旧暦七月は、各戸に盆灯籠を高々と掲げる「星灯籠」と呼ばれる祭事が明治の初め頃まで行われていた。

年々、七夕の笹と同じで「高さ」を競うようになり、これを遠くから見ると百人町の上に沢山の星が出ているように見えたそうである。
その光景は、「百人町の星燈籠」または「星提灯」と呼ばれていた。

始まりは二代将軍 秀忠公が、江戸城で生涯を終えられた年からとされている。
七代将軍 家継公が目黒にお成りの帰り道、遠くからこれを目にされ、お付の者に尋ねたところ「台徳院さま(秀忠公)の菩提を弔うため、甲賀百人武士の与力・同心たちが続けている」と聞き、感心なされ報奨金を賜った。

それ以来、「星燈籠」は年中行事となり、青山百人町は江戸の名所となった。

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