ニュースリリース|2015年

栗原家長屋門

2015.09.02
遠藤 潔 第十八遠藤宗家の親戚である栗原家は代々旧上石神井村の名主を務めた旧家で、かつては石神井城や石神井風致地区などをふくむ広大な土地を所有していた。

そのことから、栗原鉚三等(遠藤宗家 第十七代当主遠藤寛の母方祖父)が石神井村村長等を歴任し、現在の練馬区の基礎を構築した。

石神井公園の歩行ルートとして、栗原家長屋門(現在も門として使用)が練馬区観光協会ガイドマップに掲載されている。

この長屋門は、明治初期の建築と伝えられ、桁行7間(約12.7m)、梁間2間(約3.6m)入母屋造り、トタン葺き(当初は、茅葺き)で、軒を深く突き出した「せいが造り」は当家の高い格式を示している。

現在も国道から長屋門正面に入る専用通路脇には、私有防空壕跡が残されている。

※せがい造り( せがい出し梁り造り)  深い軒先をつくるため、本桁から梁を突き出して桁をのせ、この部分に天井を張る構法で、格式ある家の象徴。
軒を長くすることで、強い風雨や陽射しを遮る効果がある。機能性と重厚感のある伝統工法。

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