2015.11.26
文部科学省の外局として10月に発足した鈴木大地 スポーツ庁初代長官は、27日にも発表される20年東京五輪・パラリンピックに関する政府基本方針を踏まえ「来年のリオで2桁、20年東京は過去最多の16個を超えてほしい」と五輪の金メダル獲得目標を掲げた。
体操や柔道、水泳などの過去のメダル獲得数上位競技だけでなく、新たな有望競技の強化が重要と語った。「アーチェリーや射撃など、体力的ハンデをあまり意識することのない競技に(メダル量産の)可能性があると思う」語った。
一方、国民の「スポーツによる健康増進」に関しては、国の世論調査結果で低下した成人のスポーツ実施率(今年度の調査で「週1回」が40・4%、「週3回以上」が19・6%)を、6年後までにそれぞれ「65%」「30%」に上げるとした。
目標実現に向けて、「なぜスポーツをしないのかの分析を進めるのと同時に、スポーツの楽しさや、体を動かすことの効果を、わかりやすく国民のみなさんに提示できるようにしたい」と述べた。
●鈴木大地
89年順天堂大学体育学部(現スポーツ健康科学部)体育学科卒業、93年順天堂大学大学院体育学研究科体育学専攻修了、94年コロラド大学ボルダー校客員研究員、98年ハーバード大学水泳部ゲストコーチ(日本オリンピック委員会から派遣)、00年順天堂大学体育学部講師、順天堂大学水泳部監督、06年順天堂大学スポーツ健康科学部助教授、07年順天堂大学医学部より博士(医学)学位、13年順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科コーチング科学コース教授、15年スポーツ庁初代長官。
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