2014.08.05
三菱ケミカルホールディングスの小林喜光社長は、原子力発電所の事故を「劇症肝炎」にたとえた。一度に地域に大打撃を与えるためだ。これに対して二酸化炭素(CO2)排出の増大による地球温暖化は「慢性の糖尿病」という。じわじわと地球をむしばむ様子を表している。どちらも影響が深刻な点は同じだ。
温暖化防止の視点に健康・医療への貢献や顧客・従業員の満足度向上などを加えて、小林氏は「KAITEKI(快適)経営」を標榜する。「ROE(株主資本利益率)向上など利益の追求だけでは企業価値は高まらない」と語った。
●小林喜光
三菱ケミカルホールディングス取締役社長、三菱化学取締役会長、経済同友会代表幹事。
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