2015.03.09
連合(日本労働組合総連合会)の古賀伸明会長は、日本最大の労働組合ナショナルセンターのトップとして、674万人の組合員を率いる。
ささやかれる「春闘不要論」に対しては、「企業、産業だけでなく、日本社会を見つめ直すための1つの有効なメカニズムだ」と強調した。
「物価上昇に所得が追いついていない。経営側も支払い能力論、総額管理など従来の発想を捨てて、マクロの視点で(賃上げの)決断を」と主張した。
日本の相対的貧困率や子供の貧困率の高さ、年収200万円以下のワーキングプアの存在などを挙げ、格差論争を「一時のブームに終わらせてはいけない」とした。
「ブラック企業」問題については、労組による職場点検、あるいは経営者団体や行政に対する要請などを行う方針を示した。
●古賀伸明
75年松下電器産業入社、松下電器産業労働組合産業中部支部分会執行委員、中部支部執行委員を経て中部支部書記長、86年中央執行委員、書記長、副中央執行委員長、96年中央執行委員長、00年全松下労働組合連合会(全松下労連)会長、05年、日本労働組合総連合会(連合)事務局長、09年、6代目連合会長。
*ニュースリリースの記事内容は発表日現在の情報です。
予告なしに変更され、ご覧になった日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承下さい。
ページの上部へ