ニュースリリース|2015年

黒田東彦 日本銀行総裁

2015.02.27
日銀の黒田総裁は、2%の物価上昇率目標について世界標準だとしたうえで、固着した長年のデフレマインドの転換を求められる日本では「米欧より『期限』の要素が重要になる」「人々の期待を変えるだけの『速度と勢い』が必要だ」と異次元の量的・質的金融緩和の必然を説いた。

昨年10月の追加緩和も原油価格の下落への対応より、必要なら迷わず動くと強調した。 「プライマリーバランス(基礎的財政収支=PB)の黒字化が第一歩で、その実現を通じて債務残高の対GDP比を下げていく」とし、既定路線のPB「黒字化」目標と、その達成後まで見据えた手順を崩さないよう政府に求めた。



●黒田東彦
第31代日本銀行総裁。財務官を最後に退官し、一橋大学大学院教授、アジア開発銀行総裁を経て現職。

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