2013.03.08
元国会事故調委員長の黒川清は、日本の憲政史上初めて立法府がつくった調査委員会の意味をあらためて強調した。
自分が委員長として米国科学団体から表彰されるなど、海外の注目度も高く、委員会が政府(行政府)から独立し、日本人に耳の痛い報告書を出したことが評価されたのだろう、と語った。
国会事故調が出した7つの提言については、衆議院に原子力問題に関わる特別委員会を設置することが決まったとして、提言のうち1つはメドがたったとした。
このように実現していくことが、三権分立が機能していることを示すことになる。ただし、メディアが報道して、国民が知らなければ、このプロセスはすすんで行かないとも強調した。
●黒川清
日本の医学者(内科学・腎臓学・医療政策・科学政策)。勲等は旭日重光章。学位は医学博士(東京大学・67年)。内閣官房健康・医療戦略室健康・医療戦略参与、東京大学名誉教授、政策研究大学院大学アカデミックフェロー、特定非営利活動法人日本医療政策機構代表理事。認定特定非営利活動法人Teach For Japan理事。一般社団法人HLAB理事。医療法人社団松和会理事長。東海大学医学部学部長(第3代)、東海大学総合医学研究所所長、日本学術会議会長(第22・23代)、内閣特別顧問等を歴任。
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