2013.02.08
山口那津男公明党代表は、習近平総書記との会談実現までの働き掛けを紹介した上で「対話のきっかけができた。日中関係の安定・改善と新しい発展のために逆戻りさせないことが極めて重要だ」と語った。
直後に起きた中国海軍艦船による射撃管制用レーダー照射問題で「訪中は無駄足だった」と指摘する声がある。だが山口・習会談が行われていなければ、日本との関係改善の糸口を探る総書記周辺の雰囲気もつかめなかっただろう。その材料があったからこそ日本政府も冷静な対応を貫けたといえる。
安倍晋三首相が強い意欲を示す集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更に関しては「短兵急に進める考えではないと思う」と指摘。靖国神社参拝や従軍慰安婦問題に関する河野洋平官房長官談話の見直しについても「首相としての責任をきちんと把握して賢明な対応をされると思う」とけん制した。
●山口那津男
公明党所属の参議院議員(3期)、公明党代表(第3代)。
衆議院議員(2期)、防衛政務次官(第51代)、新進党副幹事長、公明党参議院国会対策委員長、公明党政務調査会長等を歴任。
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