2012.07.30
成田憲彦駿河台大学教授は、 05年と09年の衆院選でみられた地滑り的な1党勝利は、小選挙区比例代表並立制の導入時には「想定外だった」と率直に認めた。そうした思いを含めて、今後の衆院の選挙制度改革では「極端なスイング」を防ぐ必要を強調した。
具体策として挙げたのが、比例代表の議席を小選挙区での獲得議席が少なかった政党に優先して割り振る連用制だ。
この制度は憲法違反ではないかとの声があることに「憲法14条は人種、信条、性別、社会的身分、門地による差別を禁じている。違憲というならばこの中のどれに該当しているのか」と、反論した。
●成田憲彦
69年東京大学法学部卒業(法学士)、69年国立国会図書館入館、89年国立国会図書館調査及び立法考査局政治議会課長、93年細川内閣 内閣総理大臣首席秘書官(政務担当秘書官)(細川護熙内閣総理大臣)、95年駿河台大学法学部教授(現任)、00年駿河台大学法学部長、03年駿河台大学副学長、07年 駿河台大学学長
11年野田内閣内閣官房参与等を歴任。
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