ニュースリリース|2011年

米倉誠一郎 一橋大学イノベーション研究センター長・教授

2011.10.17
米倉誠一郎氏は「カリスマ的リーダーなどはもういらない」と言い切る。2010年にチュニジアから始まったジャスミン革命は、エジプト、中東に飛び火し、さらに中央アジアから中国にまで波及した。大きな流れとなったが、実際にこれら一連の動きには、革命的リーダーは存在していない。

小さな一人ひとりの力が積み重なり大きくなると、すごい破壊力を生み出す。これが“創発”であり、そして今の日本に必要なのは、このパワーによる“創発的破壊”であると主張した。

リーダーの代わりに今必要とされているのは、プロフェッショナルであり、自分の仕事をきちんとやれば、それがやがては大きな力につながっていくと述べた。そのために重要なのが“構想力”だと米倉氏は言う。

一人ひとりがプロフェッショナルとして、自分の分野できちんとやれば世界は変わる。パラダイムチェンジは、まず自ら起こさなければならないとした。



●米倉誠一郎
一橋大学社会学部・経済学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学で歴史学博士号取得。イノベーションを核とする企業経営戦略と発展プロセスが専門。一橋大学イノベーション研究センター教授。日本元気塾塾長。

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