ニュースリリース|2011年

潘基文 国連事務総長

2011.09.15
民主的な制度と実践の育成、強化にこれほど努めている機関は国連以外にはなく、自由で公正な選挙を支援し、市民社会による国民参加を促しているほか、投票結果をめぐって当事者間でこう着状態が生じたときには、対話を育む役割も担っていると語った。

また、政情不安の際には調停役として紛争の予防にあたり、紛争終結の際には責任ある治安制度の育成を図りつつ、法の支配の強化を助け、多党制を育て上げ、効果的で責任ある行政やオンブズマン制度、腐敗防止機関、ジェンダーの平等を推進する団体を育成するため、専門家の派遣も行っていると述べた。

どのような取り組みを行う場合でも、国連は各国や地域に特定の民主主義モデルを取り入れたり、促進したりしようとはせず、その活動の基本となっている考え方は、民主主義の理想は世界各地の哲学や伝統に根ざしているということ、有効な民主的ガバナンスはあらゆる場所で、男女の生活の質を向上させるということ、そして、民主主義は恒久的な平和、安全、そして開発の礎を提供することであるとした。


●潘基文
第8代国連連合事務総長。大韓民国出身。第33代大韓民国国外通商部長官。

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