
甲賀忍者の子孫 渡辺俊経氏(甲賀市甲南町)は、市観光協会主催の忍者検定で問題作成を担当、「甲賀忍術研究会」の会長である。
甲賀忍者は、武術だけでなく医薬にも精通していた。甲賀市内に医薬品製造業者が多いのは、そうしたことが背景にある。忍者には暗殺者という暗いイメージがあるが、良い面もあることを知ってもらいたいと語った。
滋賀県南部の甲賀市は甲賀忍者の里としてよく知られている。地名は「コウカ」忍者は「コウガ」と読む。市内には忍者の住居跡の「忍者屋敷」もあり観光客の人気を集めている。
忍者検定は、忍者の町をPRするために、忍者についての知識や、手裏剣(しゅりけん)投げなどの実技も課される。
甲賀市は「忍者プロジェクト」と銘打って、忍者を生かした様々な町おこしの活動に取り組む。
●渡辺俊経
甲賀忍術研究会会長。尾張藩甲賀忍者の子孫。