ニュースリリース|2010年

根岸英一 ノーベル化学賞受賞者

2010.11.25
今年のノーベル化学賞に決まった根岸英一 米パデュー大特別教授は、有機化合物の画期的な合成方法を開発した。

さまざまな元素を縦横無尽に網羅的に検討し、合成に適した組み合わせの妙を50年かけて実証してきたと述べた。

先行した同種の研究を参考にしながら、ほかの元素でもできるはずと発想。反応を促進する触媒には金属のパラジウムが効率的で、材料は亜鉛の化合物が良いという合成方法を見つけ、授賞となったと語った。

近年の中国や韓国、インドに優れた研究者がいることを挙げ、日本の教育について、底上げよりもトップクラスを引き上げ、出るくいを伸ばしていく方が全体を引っ張る力になると訴えた。



●根岸英一
日本の化学者、パデュー大学特別教授。日本化学会賞、ノーベル化学賞受賞。

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