2015.06.05
アキノ大統領は、自衛隊が将来、南シナ海で活動する場合を想定し、給油などのために自衛隊がフィリピン軍の基地を使うことを認める「訪問軍協定」の締結に向けた議論を始めたい意向を示した。
中国がフィリピンやベトナムなどと領有権を争う南沙(スプラトリー)諸島で埋め立てを進めるなか、自衛隊の部隊が実際に南シナ海を訪れて存在感を示すことに期待感を表明した。
アキノ氏は、自衛隊が南シナ海でパトロールをし、航空機が比軍基地での給油を求めた場合、施設を使わせるかことについて、訪問軍協定に向けた議論を始めるつもりだと明言。協定には上院の承認が必要と留保はつけつつ、両国の戦略的な連携が進んでいくことを歓迎すると述べた。
●ベニグノ・アキノ3世
85年ナイキ・シューズセールス管理者、86年警備会社等の民間企業副社長、93年ルイシタ大農園マネージャー、98年下院議員、04年下院副議長、
07年上院議員、10年大統領就任。
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