2010.05.07
原中勝征会長は、委員長を務める政治団体「日本医師連盟」(日医連)の今後の政治献金について「いろいろなことを決めるには政権与党という基本は守らないといけないが、医療は一つの政党に偏らないことが必要だ」と述べ、民主党を中心にしつつ自民党など野党にも献金する考えを明らかにした。
日医連は昨年の政権交代以降、長年支持してきた自民党への献金を凍結していた。
原中氏の委員長就任前に自民党候補の推薦をいったん決めている参院選への対応については、「政権与党とのパイプを大切にするが、最終的な結論は微妙だ」と明言を避け、11日に開く日医連の執行委員会で決定させたい考えを示した。
このほか原中氏は、民主党と日医双方からメンバーを出し合い、医療政策について議論する協議会を近く設置することで小沢一郎幹事長と合意したことも明らかにした。
●原中勝征
67年東京大学医学部入局、77年アメリカ・スローンケタリング癌研究所客員研究員、80年東京大学医科学研究所内科医局長、90年東京大学助教授、91年医療法人杏仁会大圃病院理事長・院長、93年社会福祉法人筑圃苑理事長歴任。真壁郡市医師会副会長、茨城県医師会理事、00年茨城県医師会副会長、日本医師会代議員。04年茨城県医師会会長歴任。10年第18代日本医師会会長。
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