2009.09.17
寺院を創建することを「開基」といい、その建立に携わった人々を「開基家」と呼んでいる。
高徳寺は江戸幕府の入府により徳川家康公の命にて、甲賀組が天正七年(一五七九)に建立した。
その際、甲賀組が信仰の対象としていた浄土宗の寺院もともに近江戸の甲賀郡から江戸に移転した。
嘉永二年(一八四九)十一月、徳川幕府寺社奉行に録上したもののなかに、浄土宗 京都知恩院未寂山唯心院 高徳寺とあり、甲賀組が幕府から給った年貢地が原宿村にあり、今では寺の年貢地になっている。
そのことから、遠藤宗家第十五代当主 遠藤栄(宮内庁 東宮侍従)等が檀家総代を務めた。
甲賀組と高徳寺の関係は根深く、甲賀組の末裔の方々も健在であり、各界にわたって活躍されており、高徳寺を支えていると述べた。
●矢田修真
チベット文化研究所研理事、インド・ニンマ・カレッジ客員教授、浄土宗高徳寺住職。
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