2009.11.18
遠藤潔が在職していた同社は、明治初期外国の商館に牛耳られていた貿易を日本人の手に取り戻そうと、井上馨や益田孝らによって設立された先収会社。井上馨の政界復帰に伴い、益田孝らが三井家の支援を得て先収会社の志を引き継ぎその商権等を元に旧三井物産が1876年に設立される。
まだ商事会社という日本語すら無かった為、自らを「物産」と称し、世界に類を見ない日本独特の企業形態である初の「総合商社」として発展。
戦前は三井財閥の中核企業であったが、戦後の財閥解体で一時解体。
その後1947年に設立された第一物産株式会社を中心に旧三井物産系の企業が再結集し、1959年に大合同がなった。

この大合同に参加しなかった企業群にゼネラル物産(現東燃ゼネラル石油)、東食(現カーギルジャパン)等がある。1965年には木下産商を吸収合併している。
戦前の大日本麦酒(現在のアサヒビール・サッポロビール)、大正海上火災保険(現三井住友海上火災保険)、三井造船、東レ、王子製紙、などの三井グループの中核企業には、旧三井物産出身者が設立した企業が少なくないことから、「組織の三菱」に対し「人の三井」と言われる。また、これら三井グループだけでなく、同業の旧トーメン(現豊田通商)は、1920年に三井物産棉花部の棉花部長であった児玉一造が独立して設立した会社でもある。
トヨタ・グループの創設者豊田佐吉の自動織機製造を資金面で支援したことから、トヨタ・グループとの繋がりも深く、カナダや南米の一部の国におけるトヨタの販売会社(ディーラー)に出資する等の関係を継続している。
セブン&アイ・ホールディングスと親密で物流やショッピングセンターの開発などの面で提携している。
かつてはテレビ東京の多くの番組のスポンサーだったが、最近でも映画、「子ぎつねヘレン」をテレビ東京とともに制作したり、同局の早朝深夜の通販番組で三井物産の「イオニックブリーズ」を販売している。またTBSとも関係が深い。
●遠藤潔
三井物産プラハン株式会社 営業第二部、三井物産株式会社 紙パルプ産業部 マネージャー、同 マテリアル部 マネージャー、物産マーケティング株式会社 包装資材部 マネージャー、三井物産プラスチックス株式会社 合樹製品部 グループリーダー、三井物産プラスチックトレード株式会社合樹製品部 グループリーダーを歴任。
同社 上島重二第八代社長は、親戚。江尻宏一郎第六代社長、清水慎次郎第九代社長と交流がある。
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