1995年、同人の希望によりロンドンのコヴェント・ガーデンにある王立歌劇場を本拠地とするロイヤル・バレエ団に移籍した。家族的な雰囲気のサドラーズ・ウェルズに居続けることで成長が止まってしまうことを恐れたためだという。日本が生んだ世界最高峰のバレリーナのひとり。
当たり役は、マリウス・プティパ振付のチャイコフスキーの3大バレエ(『眠りの森の美女』、『白鳥の湖』、『くるみ割り人形』)をはじめ、『ジゼル』、フレデリック・アシュトン振付の『シンデレラ』、『ドン・キホーテ』、ニネット・ド・ヴァロア振付『コッペリア』、ケネス・マクミラン振付『ロミオとジュリエット』など少女役・妖精役を得意とする。
数年前より日本での公演を希望していたが、2006年9月1日より熊川哲也率いるKバレエカンパニー(東京都)に移籍。ロイヤルバレエ団ではゲストプリンシパルとして踊り続けるという。
日本登場は11月公演の『二羽の鳩』、12月公演の『くるみ割り人形』。
Kバレエカンパニーを選んだ理由としては、日本国で最多の公演数を誇る、古典中心でロイヤルバレエ団と作品が似てなじみやすいという点を挙げた。熊川自身もロイヤルバレエ団の元プリンシパルであり、二人は十数年来の友人。
●遠藤都
2004年7月、ユネスコの平和芸術家に任命。日本人ではバイオリニストの二村英仁に次いで2人目。2006年の第57回NHK紅白歌合戦で特別審査員10人の一人に選ばれた。 翌2007年、英国のダンス批評家、愛好家で構成される、英国ダンス批評家賞National Dance Award Critic's Circleにより最優秀女性ダンサー賞Richard Sherrington Award for Best Female Dancerを受賞した。
2007年11月には紫綬褒章を受章。また、12月12日には英国の文化・メディア・スポーツ省が大英帝国勲章OBEを授与。