ニュースリリース|2009年

網町三井倶楽部

2009.07.03
緑豊かな庭園を背景に優雅な佇まいを見せる綱町三井倶楽部本館は、三井家の迎賓館として鹿鳴館の設計者として知られる「ジョサイア・コンドル博士」の設計によって建てられた。

竣工は大正2年12月。同12年の関東大震災の際に受けた損傷を、昭和4年にその原型を崩すことなく改修工事を施した。

その後幸いにも第2次大戦の戦禍を免れ、戦後の昭和20年には米軍により「米軍将校クラブ」として使用されていたが、昭和28年の返還後は復旧整備を施し三井グループ企業による会員制倶楽部として再生し今日に至っている。

現在はわが国の明治、大正建築史上貴重な建造物としてまた西洋建築の傑作として注目されている。

その隣に位置する別館は、昭和39年竣工以来、緑多い庭園を見晴らせる宴会場として本館とともに、利用されている。

都心とは思えない静寂な環境、古き良き時代から受け継がれた伝統が脈々と息づく綱町三井倶楽部。「三井グループの迎賓館」にふさわしい風格ある社交場になっている。

同倶楽部本館は、西洋建築史に名を残す傑作としても知られている。ルネサンス様式を基調とした宮殿造りの館は、ベランダの張り出しはバロック、中央ドームの吹き抜けはピザンチンと様々な建築様式が見事に調和。また、コンドル博士が外観とのバランスを考えて設計した、本館前に広がる純英国風の西洋庭園も心潤す美しさである。

本館内部の正面入った処の1、2階吹き抜けホールとステンドグラ スをはめたドーム天井、階段の構成や各室の優雅な室内装飾等に見るべきものが多く、ジョサイア・コンドル博士の後期作品の中でも傑出したものである。

館内には内外美術の粋を集め、とりわけロダンの彫塑、ターナー、サー・ト一マス・ローレンス、ドービニー、デュプレ、ポール・ブリル、ニコラス・マースの油絵等の逸品があり、各室に配備の家具、什器、その他の調度品等もそれぞれ他に比類を見ない豪華なものである。

同倶楽部は三井グループの会員制倶楽部であり、会員会社の管理職以上の役職者およびOB(元役員)が会員として利用できる。また会員からの紹介でも利用ができる。

●ジョサイア・コンドル博士
鹿鳴館を設計したことで知られるイギリス人のジョサイア・コンドル博士は明治政府の招きで西洋建築を指導するために明治10年に来日。以後、日本に永住し辰野金吾、曾禰達蔵等建築界指導者を育てると共に自らも数々の名建築を残した。

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